運転席窓ガラスが上がらなくなってしまった
2017年10月1日 カテゴリー:くるまの元気屋
平成20年1月 HA24S スズキ アルト
運転席窓ガラスを上げようとしたところ、ガリガリ・・・ と音がして
突然窓ガラスが上がらなくなってしまった! との入庫です。
原因は写真のガラスを上げ下げする「ウインドレギュレターの破損」
でした。

この部品にガラスが取りつけられており、ワイヤーによってガラスが
上下する仕組みです。
今回はこのワイヤーがちぎれてしまっており、ガラスを上下させられなく
なっていました。
今回のお車は、レギュレター単体で部品交換が出来ないタイプでしたので
モーターとのアッセンブリ交換となりました。

もしガラスが動かず、異音がする場合、無理に回し続けず
早めに整備工場へ持ち込んだほうがよいでしょう。
破損部品が拡大する可能性があります
自動車検査員 奥林

電気周りレンズの割れは車検に合格しません
2017年10月1日 カテゴリー:くるまの元気屋
今回、車検のお車でリヤのテールレンズが割れているお車の
ご入庫がありました。
レンズの割れやヒビがあると、内部に雨水が入ってしまい
錆が発生することで、電球のショートが発生します。
また運が悪いと、接触不良から発熱して火災に発展する可能性
も考えられます。

ヘッドライト、テールレンズ、ウインカーレンズ等は
割れ ヒビがあると車検に不合格です。
白色レンズに、黄色のウインカー球が付いているタイプでは
電球の色が抜けてきてしまっているのも車検には不合格と
なります
整備士 山口

タイヤの内側が・・・
2017年9月28日 カテゴリー:くるまの元気屋
H
18年式 BMW 320i 97000km走行
車検で入庫のお車をリフトアップして点検してみると
外側のタイヤ溝はしっかり有るのに、内側角だけ溝が無く
しかもワイヤーが出ている状態でした。

スポーツカーや外国車に良くみらせる状態ですが、
純正でもこのようになってしまいますので、しっかり覗き込んで
点検が必要です。
タイヤは、ブレーキとハンドルそして駆動と
全ての車の運動に最も大切な構成部品です!
自分の命のためにも、タイヤは一番に点検してください
自動車整備士 野田

走行中に急にエンジンが止まってしまった方に
2017年9月25日 カテゴリー:くるまの元気屋
H14年 LA-BJ5W マツダ ファミリアSワゴン 8万5千キロ
走行中にエンジンが止まってしまったとご入庫の車です。
コンピューターで診断してみますと、
P1345 カムポジションセンサ信号異常 が出ていました。
お客様のお話しを聞くと少し乗ったくらいで症状が出なくなって
30分以上走ると症状が出る という事でした。

このセンサースズキのエンジンでも良く不具合が出ますが、
熱に弱いらしく長時間乗ってセンサーが温まってくると症状が
出るのでセンサーが怪しいです。
カムポジションセンサーを交換して、一時間くらい乗ってみて
症状が出なくなったのでこれで作業完了となりました。
電装部品はいつ悪くなるか本当にわからないのです。
更に長時間(遠出)された時に出やすいので、JAFなどの
ロードサービスは入会されることをお勧めします。
自動車検査員 高橋

メグミックス 強力接着剤
2017年9月12日 カテゴリー:くるまの元気屋
今回入庫のお車、 ヘッドライト本体を固定るするプラスチックステー部分
が破損していましたので、アッセンブリー交換ではなく補修をしてみました。
(最近の車のヘッドライトユニットは片側5万円は当たり前で、15万円くらい
するケースもあります)
かなり強力な接着剤なので、こていぶぶんが割れていても瞬時に固着して
新品同様近くまで修復することが出来ます。

メグミックス
ヘッドライトは固定部分が割れていると、車検不合格となってしまうので
場合によっては、このような修理方法があることを知識に入れておいて
損はないですね
自動車検査員 奥林

ファンベルト交換を迷っている方に
2017年9月12日 カテゴリー:くるまの元気屋
H25/7登録 39000km走行 MK32S suzuki スペーシア
お車の前を少しぶつけたお客様の入庫でした。
外見からすると、少しバンパーがつぶれているくらいの損傷だったのですが
エンジンを始動すると、すごい音がしてエンジンチェックランプが
点灯しています。
点検してみますと、ホーンのステーとACのパイプが押されて
ファンベルトにあたった状態で、ほつれたファンベルトが
オイルコントロールバルブのコネクター部分を破損していました。
「OCVバルブ」
エンジンハーネス側のコネクターが単体では部品が出ないので
今回はかなりの出費となってしまいました。

最近のファンベルトは無理して使用続けると、半分だけほつれて
何とか走行はできる様な仕様になっています。
ところが、今回のケースのように二次的に車を壊すこともあり
早め早めの交換が、もっともリーズナブルで安心です
自動車検査員 高橋

クランクプーリーダンパー破損
2017年9月9日 カテゴリー:くるまの元気屋
ダイハツ ミラジーノ H15年式 67300km走行
14年目という事もあって、タイミングベルト交換の依頼があり
交換作業を進めている途中、ふと先日の講習会で
「クランクプーリーのダンパーゴム破損」 の話をしていて
当該車両ももしかして・・・? と見てみてら
見事にプーリーからゴムが浮いてしまっていました。
クランクプーリーは、ボルトが閉まっている中心部と、
ファンベルトが掛かっている部分はダンパーゴムで繋がっている
構造です。
タイミングベルト交換時には、同時交換した方が良い と
今回の車を見て感じます。
自動車整備士 野田

ガソリンタンクインレットホースより漏れ!
2017年8月31日 カテゴリー:くるまの元気屋
DBA-HA36S 16000km走行 スズキ アルトワークス
エンジンオイル交換時にリフトアップして他の場所を点検していたら
ガソリンタンクに給油口から入っている「インレットホース」より
ガソリンが滲んでいました。
実は、他のアルトでも良くあるようです。
ガソリンが漏れていて危険! というほどではありませんが
余り気持ちが良い状態ではないので、保証修理で対応しました。
メーカーリコールやサービスキャンペーンにはなっていません

メカニック 山口
A/Cの効きが悪くて、水温が上がってきた V36
2017年8月28日 カテゴリー:くるまの元気屋
H19/1 日産 スカイライン DBA-V36 4万4千キロ走行
エアコンの効きが悪くなってきて、のちに水温が上がり始めオーバーヒートした
と言う事でご入庫されました。
車を点検してみますと、エアコンをONにすると二つ付いているファンモーターが
一つだけ弱く回っていました。
95度まで水温が上がると制御が働くのが、エアコンがOFFになり、102度で
ファン信号がONにはなりますが、ファンは2個とも回りません。
制御は上手く動いているようです。

ファンモーターを単体点検すると、両方とも動きませんでしたので、モーター交換
をすると2個とも元気に回るようになりました。
エアコンの効きも劇的に良くなりました。

また今回は、モーター交換と同時に、コントロールモジュールとリレーも一緒に
交換させて頂きました。 良く悪くなる事例があるからです。

自動車検査員 高橋

ストップランプが点きっぱなし!
2017年8月27日 カテゴリー:くるまの元気屋
AE111 平成9年式 トヨタ カローラ 137千キロ走行
今日の入庫は、走行中ブレーキを踏んでいなくても、
ストップランプが常に点灯してしまう! という症状です。
怪しい箇所はまずストップランプスイッチですので、点検してみますと
正常に作動しておりました。もう少し点検を進めていくと、
ブレーキペダル側についている、ブレーキスイッチのクッションが破損で外れている
ことが解りました。

このクッションが無いと、ストロークが足らずにスイッチ接点が押し切れない
為、ブレーキワンプが点灯していしまうという原因でした。
クッション自体は、単品で部品が出るので今回はこの部品を交換して
修理完了しました。

万が一このような症状になったら、修理工場に早く持ち込むのが良いですが
すぐに持ち込め無い場合、ブレーキランプが点きっぱなしでは、
バッテリーあがりを必ずしますし、場合によっては熱を持って、
コンビネーションレンズの破損や最悪火災ということも考えられます。
このような場合には、バッテリーのマイナス端子を取り外しておくという
応急処置をするとよいでしょう。

自動車検査員 奥林